TSNewsで、「NHK主要ニュース」を聞きながら、地道に言語辞書の整備を行なっています。ソチオリンピック関連のニュースで、「大舞台」を「おおぶたい」と読んでいて違和感を感じたので、調べてみたところ、「おおぶたい」と「だいぶたい」のどちらでも、間違いとまでは言えないようです。(古典芸能では、必ず「おおぶたい」と読むようですが。)
自分が作った読み規則を見てみると、「大」の接頭語が、「地震」や「舞台」などの単語に付く場合に、「だい」→「おお」と読むようにしていました。本当は、「大地震」も「だいじしん」と読ませたいところですが、「大地震」に関しては、放送では「おおじしん」が多数派のようですから。同じような感じで、違和感はあるものの、「大舞台」は「おおぶたい」の読みのままで良いかと、今のところ考えています。(もちろん、「歌舞伎」などのコンテキストに依存させて、読みを変えることも可能ではあるのですが…)
ちなみに、人名に関しても、気付いた都度、読み分け規則を入れています。例えば、ソチオリンピックに参加されている方だと、次のようなところです。「平野」さんの場合は、名前の読み分けではないけれど、間違って「へいや」(普通名詞)と読まないようにしています。
- 「羽生」 … 「はにゅう」(スケート、結弦)、「はぶ」(将棋、善治)
- 「渡部」 … 「わたべ」(暁斗、猛、篤郎、建、…)、「わたなべ」
- 「平野」 … 「ひらの」(スノーボード、スノボ、歩夢)